Bagatelle ― please,take a breath of fresh air.
バガテルは、クラシック音楽でピアノのための性格的小品の一つ。 「ちょっとしたもの、つまらないもの」といった意味である。
 名称からして、大曲の作曲過程でこぼれ落ちた楽想や、ふとした思いつきで手すさびとして書かれたものという意味合いが強い。

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家族の死 01:45
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    平成22年1月12日20時3分
    母が死んだ。 享年64歳。

    平成22年9月1日1時54分
    祖母が死んだ。 享年94歳。
    あっという間に式も終わり
    今日は昼過ぎまで寝続け、起きてからも
    からっぽで、スカスカな1日を過ごした。
    やることはあるから、できるだけこなしんたんだけど
    やっぱりどこか、力が入らなくて
    ふわふわしてる。


    家の女性がいなくなったんだ。
    わたしだけになっちゃった。
    家族が5人だったのに
    この1年で、いや、半年ほどで
    3人になっちゃった。

    多分、落ち込んでると思う。
    本当はすごく悲しくて、すごく寂しくて。
    けど、よくわからなくなってる。
    喜怒哀楽、表現がわからなくなってるような。
    何か標準的なものを用意して計らなきゃいけない気がして
    「今わたしは、一般的に落ち込んでも許される?」とか
    「わたし、どれくらい動けなくなってもいいのかな」とか
    そんなことを考えて、確認して。

    笑ってる自分が気持ち悪いし
    がんばろうとする自分に違和感を覚える
    わたしは本当にがんばれる?
    がんばれるくらい強かったっけ。
    今から強くなるんだっけ。
    よくわからない。

    けど、父も兄も動けるんだ。
    動いてるんだ。
    父は朝から病院や葬儀場やその他もろもろの支払に走り
    兄は、どうしても外せない仕事があるから、出社した。
    わたしは、わたしはと言うと
    昼過ぎまで寝続けた。
    身体は少し楽になったけど
    心はスカスカのままだった。
    罪悪感でいっぱいになった。
    できない自分が情けなくなった。
    けど、どうしてそんなにがんばらなきゃいけないのか
    疑問に思ったし
    けど、それが社会を生きる人間の“当然”なのかと
    悔しくなった。

    非情な日常のおかげで大人でいられて
    非情な日常のおかげで、自分を見失う

    自分の力量も分からないし
    できるのかどうかもわからない


    どうしたらいいのかな、って
    そんなこと考えてる間に朝が来て
    一日が始まって
    繰り返して週末が終わって
    また忙しい毎日が始まって
    (どうせ出ないし)答えを出すこともなく、ただ動いて
    それが本当にいいことなのかは分からないけど
    やれるときにやれるだけのことを。

    あとのことは、あとで考えるくらいしか。

    解ってる事といえば
    今笑ってるわたしは、あまり本当ではないということ。
    けどそれは多分、今のわたしに必要なもののひとつだということ。

    そして、この1年はわたしやわたしの家族にとって
    大きな修行の年だということ。
    きっとなにか意味があるんだと信じて
    どうなってでも、乗り越えなくてはいけないし
    乗り越える力がわたしにはあると
    そう信じるしかない。

    今年は妙に、博打な年だな。
    決して、後ろ向きな意味ではなくね。
    だってわたしは、いつも前しか向いてないから。
    そのためにも、どん底も直視させてくださいよ。


    ああ、つらい。


    photo by haruna
    | life | comments(4) | - | posted by yura
    Comment








    なんだかもう、他人な僕としては、かける言葉も見つからないのですが、このエントリ読んでnalocoさんすごいなって思ったよ。
    そんな状況で、でもちゃんと自分の言葉で自分のこと書いてるもんね。

    ぼくは同居してる家族が亡くなるという経験は無いので、慰めるとか元気づけるとか、そんな軽薄なことはできないんですが、
    nalocoさんの気持ちと身体はnalocoさんのものなので、落ち込むこともがんばらないことも、本来好きなだけしていいと思う。
    「がんばらなきゃ」って思うとしんどいしw

    ご冥福を心からお祈りしております。
    posted by utk | 2010/09/04 11:57 AM |
    いい写真だね。
    posted by きくち | 2010/09/05 5:35 PM |
    >うtkさん(笑)

    長らくお返事せずでごめんなさいでした。
    コメント、すごくすごく嬉しかったです(*´ω`*)
    やっと光が射してきたので、お返事書く気になれました。

    この日記のあと、変わらずやれる事をやれるだけこなして過ごしました。
    今振り返ってみても、正直どんな毎日だったかは思い出せません、
    けど、意外に「最低限のすべきこと」と
    「したいこともちょっこり」はできていた気がします。
    罪悪感とか、もどかしさは多かったですけど
    今はこれでいい、と言い聞かせて。

    ただまー、職場イビリが疲れた。笑
    イビられ慣れてはいるんですけど、やっぱり参ったなぁ。
    愚痴聞いてくれてたのが母だったし。
    イビリがヒートアップしてきたところで、オサラバだ!

    好きな道へ飛び出します。
    posted by なろこ | 2010/11/23 12:12 PM |
    >きくちさん

    お母さんと違って、おばあちゃんの写真は結構あります。
    嬉しい(*´ω`*)春菜に感謝。
    posted by なろこ | 2010/11/23 12:13 PM |
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